宿泊は「ザ・プリンス箱根芦ノ湖」のホテル。いろいろ紆余曲折があって宿泊チケットが手に入り、思わぬリッチなホテルに宿泊できテンション爆上がり。
ザ・プリンス箱根芦ノ湖ホテルは、東京の日生劇場、広島の世界平和記念堂などモタニズムが主流となった近代建築においてご活躍された建築家・村野藤吾氏が手掛けた作品だと聞いていたので、本業が建築設計ということもあり一度宿泊したい憧れのホテルでした。
円形状の外観が特徴の自然と調和された美しさ!施工はスーパーゼネコンの清水建設さんとの事ですが、デザインがデザインだけに相当に大変だっただろうと思いつつ、当時の技術に感服。さすがだわぁ~(惚れ惚れ)
職業病爆裂しながら歴史的価値ある建築物と内装を見てひたすら感動しました。
ホテルのスタッフの方の建物の説明がとても詳しく、私の質問にも丁寧にお答えくださって、スタッフの方の知識に感心しました。
椅子を低くすることによって天井を高く見せているそうです。低くても、椅子の座り心地は快適でした。しばし、天井を眺めながらここでまったりしていました。
絶対見たかった階段を発見した時には、思わず「おおーっ」と声が出ちゃいました。この素晴らしい曲線美!美しい~~~
うひゃぁ~~最高~~~。もちろん、自分ができる範囲の優雅な所作で何度も階段を上がり、下がりましたよ。(傍から見ると変人に見られたかも~)階段の高さが若干低めなのですが、快適な高さでした。
この生け花から濃厚な花の香りが漂い、香りさえも優雅でした。
内庭も趣きが!円形の建物に直線の竹林とは。。。粋ですね。
こちらはアジサイのようです。花が咲いていなくて残念。
お部屋も素敵でゆっくり休めました。
楽しみにしていた朝のホテルの外観を見ながらの湖畔の散策でしたが、残念ながら深い霧で断念。霧は残念でしたが幻想的な外観は、これはこれでレアだと思います。
散策コースも霧に包まれていました。
霧の向こうが芦ノ湖一望だったのですが、今回はこの真っ白な状況(苦笑)うっかり者なので、湖に落っこちでしまったら洒落にならないので引き返しました。次回、リベンジできたら良いな~
ホテルのスタッフの方々が親切で、私としてはホテル滞在時間が長かったのですが、おかげで素敵な時間を過ごすことができました。
温泉も気持ちが良く癒やされ、ビュッフェの食事も大変美味しくて長居しながら味わい、日常からかけ離れた優雅なホテルでの時間でした。
2日目の予定では、チェックアウト後「大涌谷」へ行く予定でしたが、より霧が深く強風となり断念。帰りはどこにも寄らず帰途に。天気は残念でしたが、心もお腹も大満足な2日間を「良かった~楽しかった~」で終わらせるのは勿体ないので、この体験と、美術品の重厚感、ガラスの繊細な世界観、ホテルの曲線美を今後の作品に生かしていきたいです。